サムスン、半導体が稼ぐ106.5兆ウォン スマホ・家電は営業赤字
サムスン電子の2026年7〜9月期は営業利益107.4兆ウォン。HBM4とサーバー向けメモリが伸び、半導体部門が利益のほぼ全額を稼いだ。一方、スマホ・家電などのDX部門は0.8兆ウォンの赤字だった。
2026年第3四半期(7〜9月)の連結決算。前四半期比は4〜6月との比較。2026年10月29日発表、11月2日資料確認。金額は韓国ウォン。
発表日: / 資料確認日:

決算・発表データ
| 項目 | 実績 | 前四半期比・補足 |
|---|---|---|
| 連結売上高 | 195.3兆ウォン | +14% |
| 連結営業利益 | 107.4兆ウォン | +20% |
| 連結営業利益率 | 55.0% | +2.8ポイント |
| DS(半導体)の営業利益 | 106.5兆ウォン | 部門売上高147.1兆ウォン |
| DX(スマホ・家電など)の営業損益 | −0.8兆ウォン | 部門売上高52.1兆ウォン |
| SDC(ディスプレー)の営業利益 | 1.1兆ウォン | 部門売上高8.0兆ウォン |
| Harmanの営業利益 | 0.6兆ウォン | 部門売上高4.3兆ウォン |
会社公表の丸め値。部門売上高には部門間取引を含むため、単純合計は連結売上高と一致しない。DSにはメモリ、ファウンドリー、System LSIを含む。
出典:[1] Samsung|2026年第3四半期決算発表 / [2] Samsung|2026年第3四半期決算説明資料(5〜6ページ)
半導体と完成品で分かれた収益
サムスン電子の7〜9月期は、連結営業利益107.4兆ウォンのほぼ全額を半導体部門が稼いだ。DS部門の営業利益は106.5兆ウォン。対してスマートフォンやテレビ、家電などを担うDX部門は、売上高が前四半期比8%増えながら0.8兆ウォンの赤字だった。
DSの利益を連結利益で割ると約99.2%になる。計算は106.5÷107.4×100。ほかの部門に利益がないという意味ではなく、SDCとHarmanの黒字をDXの赤字が一部打ち消している。
出典:[2] Samsung|2026年第3四半期決算説明資料(5〜6ページ)
2026年7〜9月期。会社公表の部門別営業損益の丸め値。連結営業利益は107.4兆ウォン。売上高やキャッシュフローの比較ではない。
出典:Samsung|2026年第3四半期決算説明資料(5〜6ページ)。市況日和作成。
チャートの数値を表示
| 項目・期間 | 営業損益 |
|---|---|
| DS(半導体) | 106.5 |
| DX(スマホ・家電など) | -0.8 |
| SDC(ディスプレー) | 1.1 |
| Harman | 0.6 |
HBM4とサーバーSSDが伸び、設備投資も拡大
会社はメモリの好調について、HBM4の販売拡大とサーバーSSDの需要増を挙げた。供給能力が限られる中、AI向け製品に重点を置いた構成と、サーバー需要を背景にした価格上昇が収益を支えたという。
スマホと通信機器の合計は0.6兆ウォン、テレビ・家電の合計は0.2兆ウォンの営業赤字だった。売上が増えたスマホでもコスト圧力が利益を削った。
2026年の設備投資計画は84.4兆ウォンで、うち76.8兆ウォンがDS向け。会社は翌年もAI需要が供給を上回ると見込むが、これは将来の需要に対する会社の見通しだ。
全社の好決算だけでは、完成品の採算は見えない
今回の決算で強いのは、サムスンのすべての事業ではない。半導体で大きく稼ぐ一方、完成品の売上増は黒字につながらなかった。全社利益が伸びている間にも、端末や家電の採算悪化は進みうる。
半導体には、投資した設備から収益を回収する課題が残る。完成品には、販売台数や高価格帯の比率を増やし、費用上昇を吸収する課題がある。次の決算でDSの高収益が続いても、DXの赤字縮小が伴うかで、利益の偏りは変わってくる。
出典・参考資料
[1] Samsung|2026年第3四半期決算発表発表:2026.10.29[2] Samsung|2026年第3四半期決算説明資料(5〜6ページ)発表:2026.10.29サムスン電子の取扱先
投資判断はご自身の責任で。記事作成にAIを活用しています。編集・広告ポリシー


