米国株S&P 500・NASDAQ市況

10月30日の米国株 NASDAQは2.86%安、インテル急落 生活必需品・エネルギーは上昇

インテルが28.58%安となり、AMDやNVIDIAにも売りが広がった。主要3指数が下落する一方、生活必需品やエネルギーのETFは上昇。半導体株とディフェンシブ株の差が開いた。

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対象:2026年10月30日・米東部時間16時の通常取引終了時点(日本時間10月31日5時)。株価・ETF価格は米ドル建て。時間外取引は含まない。

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INTCのチップを先頭に半導体株が下落し、生活必需品が持ちこたえる米国株市況のイラスト
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指数・価格と市場データ

米主要3指数・10月30日の終値
指数終値前営業日比
S&P 5007,580.07ポイント−140.32(−1.82%)
NYダウ51,770.31ドル−572.25(−1.09%)
NASDAQ総合25,437.00ポイント−747.72(−2.86%)

通常取引の終値を比較。値幅は各指数の単位による。

出典:[1] Yahoo Finance|S&P 500・日次データ / [2] Yahoo Finance|NYダウ・日次データ / [3] Yahoo Finance|NASDAQ総合・日次データ

週後半に崩れたNASDAQ10月26日終値=100
S&P 500NYダウNASDAQ総合
9510010510/2610/2710/2810/2910/30

2026年10月26〜30日の通常取引の終値。各指数を26日終値=100に換算し、小数第3位に丸めた。日中・時間外の値動きや円換算のリターンは含まない。

出典:Yahoo Finance|S&P 500・日次データ / Yahoo Finance|NYダウ・日次データ / Yahoo Finance|NASDAQ総合・日次データ。市況日和作成。

チャートの数値を表示
週後半に崩れたNASDAQ(10月26日終値=100)
項目・期間S&P 500NYダウNASDAQ総合
10/26100100100
10/27100.597100.031101.179
10/28100.875100.217101.454
10/29100.56899.964100.059
10/3098.7498.87197.201

インテルの10〜12月期見通しに厳しい反応

インテルは65.76ドルで取引を終えた。前日の92.07ドルから28.58%下落した。同社が29日に示した10〜12月期の売上高予想は150億〜160億ドル。7〜9月期実績の165億ドルに対し、予想の中心値155億ドルは約6.1%少ない。

会社側はPC市場の減速が少なくとも来年前半まで続くと見込む。7〜9月期は21%増収だったが、株価には足元の成長より先行きの鈍化が重く映ったと考えられる。前期実績と予想中心値の比較は、(155÷165−1)×100で計算した。

出典:[4] Investing.com|10月30日・米国市場終値と個別株 / [5] Intel|2026年第3四半期決算・第4四半期予想

半導体はそろって下落、生活必需品や医薬品に買い

下落はインテルだけにとどまらず、AMDが10.88%安、NVIDIAが4.22%安となった。半導体の成長期待を見直す売りが、同業の大型株にも広がった。

対照的に、ウォルマート、メルク、エクソンモービルは上昇した。景気に左右されにくい消費・医薬品とエネルギーには買いが残り、ハイテク株を中心とする値下がりとは異なる動きになった。

出典:[4] Investing.com|10月30日・米国市場終値と個別株

上昇・下落が目立った大型株の例(米ドル建て)
銘柄終値前営業日比
メルク(MRK)149.52ドル+2.18%
エクソンモービル(XOM)187.25ドル+2.16%
ウォルマート(WMT)123.51ドル+1.86%
インテル(INTC)65.76ドル−28.58%
AMD(AMD)504.80ドル−10.88%
NVIDIA(NVDA)204.64ドル−4.22%

全市場の上昇・下落ランキングではない。通常取引の終値を使い、Yahoo Financeの日次データとも照合した。

出典:[4] Investing.com|10月30日・米国市場終値と個別株

セクターETFではテクノロジーと生活必需品の差が6ポイント超

業種別の動きをセクターETFで比べると、情報技術のXLKは4.89%安、生活必需品のXLPは1.41%高だった。両者の差は約6.30ポイントに広がった。エネルギーのXLE、公益事業のXLUも上昇した。

XLKは半導体専用ETFではないが、運用会社の10月29日時点の開示では、半導体・半導体製造装置が43.49%を占める。半導体株の急落がテクノロジー全体のETFにも響きやすい構成だ。

出典:[6] Yahoo Finance|XLE・日次データ / [7] Yahoo Finance|XLP・日次データ / [8] Yahoo Finance|XLU・日次データ / [9] Yahoo Finance|XLK・日次データ / [10] Yahoo Finance|XLI・日次データ / [11] Yahoo Finance|XLC・日次データ / [12] State Street|XLKの組入業種(10月29日時点)

上昇・下落した6セクターの代表ETF(10月30日、米ドル建て)
分野・ETF終値前営業日比
エネルギー(XLE)70.02ドル+1.91%
生活必需品(XLP)89.42ドル+1.41%
公益事業(XLU)43.43ドル+0.67%
情報技術(XLK)179.51ドル−4.89%
資本財・サービス(XLI)167.40ドル−1.60%
通信サービス(XLC)99.90ドル−1.29%

セクター指数そのものの騰落率ではなく、選んだ6本のETFの市場価格の変化。全11セクターのランキングではない。(当日終値÷前営業日終値−1)×100を小数第2位に丸めた。分配金を含むトータルリターンや円換算損益とは異なる。

出典:[6] Yahoo Finance|XLE・日次データ / [7] Yahoo Finance|XLP・日次データ / [8] Yahoo Finance|XLU・日次データ / [9] Yahoo Finance|XLK・日次データ / [10] Yahoo Finance|XLI・日次データ / [11] Yahoo Finance|XLC・日次データ / [13] State Street|各セクターとETFの対応

選んだ6セクターETFの騰落率%

2026年10月30日。米ドル建て市場価格の前営業日比。全11セクターのランキングではなく、6本の比較。分配金は含まない。

出典:Yahoo Finance|XLE・日次データ / Yahoo Finance|XLP・日次データ / Yahoo Finance|XLU・日次データ / Yahoo Finance|XLK・日次データ / Yahoo Finance|XLI・日次データ / Yahoo Finance|XLC・日次データ。市況日和作成。

チャートの数値を表示
選んだ6セクターETFの騰落率(%)
項目・期間前営業日比
エネルギー XLE1.91
生活必需品 XLP1.41
公益 XLU0.67
情報技術 XLK-4.89
資本財 XLI-1.6
通信 XLC-1.29

半導体の共通材料と、各社固有の弱さ

インテルのPC需要への見方だけで、NVIDIAやAMDの事業全体を説明できるわけではない。製品構成も顧客も異なる。ただ、同じ日に複数の半導体株が下げたことは、個社の決算に加えて業界全体への期待が調整された可能性を示す。

生活必需品や公益事業が上昇した点からは、リスクを抑える方向への銘柄選別がうかがえる。半導体株の反発が続くには、短期の買い戻しに加え、業績予想の下振れ懸念が和らぐ材料が必要になる。

出典:[4] Investing.com|10月30日・米国市場終値と個別株 / [5] Intel|2026年第3四半期決算・第4四半期予想 / [7] Yahoo Finance|XLP・日次データ / [8] Yahoo Finance|XLU・日次データ / [9] Yahoo Finance|XLK・日次データ

出典・参考資料

[1] Yahoo Finance|S&P 500・日次データ[2] Yahoo Finance|NYダウ・日次データ[3] Yahoo Finance|NASDAQ総合・日次データ[4] Investing.com|10月30日・米国市場終値と個別株発表:2026.10.30[5] Intel|2026年第3四半期決算・第4四半期予想発表:2026.10.29[6] Yahoo Finance|XLE・日次データ[7] Yahoo Finance|XLP・日次データ[8] Yahoo Finance|XLU・日次データ[9] Yahoo Finance|XLK・日次データ[10] Yahoo Finance|XLI・日次データ[11] Yahoo Finance|XLC・日次データ[12] State Street|XLKの組入業種(10月29日時点)[13] State Street|各セクターとETFの対応

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