10月30日の日本株 日経平均1,369円安、半導体に売り 空運・海運は上昇
日経平均は2.12%下落した一方、東証プライムでは値上がり銘柄が過半数を占めた。非鉄金属と電気機器が売られ、空運・海運や好決算の内需株に買いが向かった。

指数・価格と市場データ
| 項目 | 終値・集計値 | 前日比・内訳 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | 63,290.11円 | −1,369.36円(−2.12%) |
| プライム売買代金(概算) | 8兆4,659億円 | 当日の売買代金 |
| プライムの騰落銘柄比率 | 上昇 51.9% | 下落 45.9% |
騰落銘柄比率の残りは変わらずなど。売買代金は前日差ではなく当日の集計。
指数は急落しても、値上がり銘柄は過半数
日経平均の1,369円安という数字に比べ、売りが広がった範囲は限られた。プライム市場では上昇銘柄のほうが多い。アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、イビデン、TDKの5銘柄だけで、日経平均を約1,265円押し下げた。
指数への影響が大きい半導体・ハイテク株と、それ以外の銘柄で明暗が分かれた一日だった。日経平均の下落率だけを見て、日本株全体が同じ強さで売られたと受け止めると、内需株の底堅さを見落とす。
空運・海運が上昇、非鉄金属と電気機器は大幅安
東証33業種は16業種が上昇し、17業種が下落した。上昇率上位は空運、海運、陸運。下落率上位は非鉄金属、電気機器、ガラス・土石製品だった。
空運・海運には個別の材料もあった。株探はANAの事業再編の発表、日本郵船の業績予想の引き上げを買い材料として報じている。半導体から離れる動きに加え、その業種で買う理由も出ていた。
出典:[3] フィスコ/株探|東証業種別ランキング / [10] 株探|ANA・日本郵船の当日の材料
| 業種 | 前日比 | 区分 |
|---|---|---|
| 空運業 | +5.12% | 上昇率1位 |
| 海運業 | +3.94% | 上昇率2位 |
| 陸運業 | +2.45% | 上昇率3位 |
| 非鉄金属 | −5.82% | 下落率1位 |
| 電気機器 | −3.78% | 下落率2位 |
| ガラス・土石製品 | −3.36% | 下落率3位 |
2026年10月30日終値。東証33業種の上昇率上位3業種と下落率上位3業種。
出典:フィスコ/株探|東証業種別ランキング。市況日和作成。
チャートの数値を表示
| 項目・期間 | 前営業日比 |
|---|---|
| 空運業 | 5.12 |
| 海運業 | 3.94 |
| 陸運業 | 2.45 |
| 非鉄金属 | -5.82 |
| 電気機器 | -3.78 |
| ガラス・土石 | -3.36 |
コナミは業績・配当予想の引き上げを好感
コナミは26,385円で引け、前日比15.02%高となった。29日発表の会社資料では、2027年3月期の営業利益予想を1,430億円から1,930億円へ、年間配当予想を224円から299円へ引き上げた。主力ゲームの好調が収益計画と配当に反映された。
一方、イビデンはストップ安。キオクシアとアドバンテストも下げた。日本の取引開始前にはインテルなどの米国決算への失望売りが時間外市場で出ており、東京でも半導体関連への売りが目立った。
出典:[2] 株探|10月30日・大引け / [9] コナミ|業績・配当予想の修正(会社開示資料、Japan IR掲載)
| 銘柄 | 終値 | 前営業日比 |
|---|---|---|
| コナミグループ(9766) | 26,385円 | +15.02% |
| オリエンタルランド(4661) | 3,438円 | +8.45% |
| イビデン(4062) | 8,359円 | −15.21% |
| キオクシアHD(285A) | 13,470円 | −7.14% |
| アドバンテスト(6857) | 34,860円 | −5.86% |
全銘柄の騰落率ランキングではなく、相場の特徴を示す5銘柄を掲載。前日比は(当日終値÷前営業日終値−1)×100を小数第2位に丸めた。
出典:[4] Yahoo Finance|コナミ・日次株価 / [5] Yahoo Finance|オリエンタルランド・日次株価 / [6] Yahoo Finance|イビデン・日次株価 / [7] Yahoo Finance|キオクシア・日次株価 / [8] Yahoo Finance|アドバンテスト・日次株価
決算の良し悪しと、半導体全体への売りを分ける
今回の下落には、米国ハイテク株への警戒が日本の関連銘柄にも及んだ面がある。一方、コナミのように業績見通しを引き上げた企業には買いが入った。市場全体から一様に資金を引き揚げる動きよりも、保有する銘柄を選び直す動きが強かったと考えられる。
半導体株が反発しても、プライムの値下がり銘柄が増えるなら、指数の回復ほど中身は強くない。反対に内需株の上昇が続けば、相場の支えが半導体以外にも広がる。次の取引では、指数と騰落銘柄数の関係が焦点になる。
出典:[1] フィスコ/株探|10月30日・相場概況 / [2] 株探|10月30日・大引け / [9] コナミ|業績・配当予想の修正(会社開示資料、Japan IR掲載)
出典・参考資料
[1] フィスコ/株探|10月30日・相場概況発表:2026.10.30[2] 株探|10月30日・大引け発表:2026.10.30[3] フィスコ/株探|東証業種別ランキング発表:2026.10.30[4] Yahoo Finance|コナミ・日次株価[5] Yahoo Finance|オリエンタルランド・日次株価[6] Yahoo Finance|イビデン・日次株価[7] Yahoo Finance|キオクシア・日次株価[8] Yahoo Finance|アドバンテスト・日次株価[9] コナミ|業績・配当予想の修正(会社開示資料、Japan IR掲載)発表:2026.10.29[10] 株探|ANA・日本郵船の当日の材料発表:2026.10.30投資判断はご自身の責任で。記事作成にAIを活用しています。編集・広告ポリシー


