米国株MSFT決算解説

Microsoft、Azure売上48%増 全社の営業利益は21%増

Microsoftの2026年7〜9月決算は、Azureが48%増収。全社売上高は922.8億ドルとなった。純利益の伸び率はOpenAI投資の影響を含むかどうかで大きく変わる。

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対象:FY2027第1四半期(2026年7〜9月)。伸び率は前年同期比、報告ベース。

発表日: / 資料確認日:

Azureの成長と全社利益の伸びの違いを、クラウド基盤と事業全体で表したイラスト
AI生成イラスト

決算・発表データ

FY2027第1四半期の主要な数値
項目実績前年同期比
売上高922.8億ドル+19%
営業利益459.2億ドル+21%
Microsoft Cloud売上高639億ドル+30%
Azure売上高の伸び率+48%報告ベース

ドル額は小数第1位に丸めています。AzureとMicrosoft Cloudは集計範囲が異なり、加算できません。

出典:[1] Microsoft|FY2027 Q1 Earnings Release(損益・指標・調整表)

Azureが高成長を維持

Microsoftが10月28日に発表した7〜9月決算は、売上高922.8億ドル、営業利益459.2億ドルだった。前年同期比ではそれぞれ19%、21%増えている。

Azureは48%増収となった。Azureを含むMicrosoft Cloudの売上高は639億ドルで30%増。クラウドが全社の増収率を上回るペースで拡大している。

出典:[1] Microsoft|FY2027 Q1 Earnings Release(損益・指標・調整表)

Azureは48%増、全社売上は19%増%

FY2027第1四半期(2026年7〜9月)。会社公表の報告通貨ベース。AzureとMicrosoft Cloudは集計範囲が重なり、伸び率を加算できない。

出典:Microsoft|FY2027 Q1 Earnings Release(損益・指標・調整表)。市況日和作成。

チャートの数値を表示
Azureは48%増、全社売上は19%増(%)
項目・期間前年同期比
Azure等48
Microsoft Cloud30
全社売上高19
全社営業利益21

最終利益にはOpenAI投資の影響

GAAPベースの純利益は32%増えた。一方、OpenAIへの投資に関する影響を調整したnon-GAAP純利益は18%増だった。投資に関する損益が、最終利益の伸び率に差を生んでいる。

調整後の18%増は、全社売上高の19%増に近い。純利益32%増だけを見るよりも、本業の増収・増益のペースとの距離が小さくなる。

出典:[1] Microsoft|FY2027 Q1 Earnings Release(損益・指標・調整表)

クラウドの成長を現金に変えられるか

今回の営業増益率は増収率を上回った。クラウド需要の伸びが、会社全体の利益にもつながっている。

今後の焦点は、成長を支える設備や運営費への支出がどこまで増えるかだとみる。売上と会計上の利益が伸びても、投資が先行すれば手元に残る現金の伸びは遅れる。高い成長率に加え、投資負担との釣り合いが業績評価を左右する。

よくある疑問

FY2027 Q1なのに2026年の決算なのはなぜですか?

Microsoftの会計年度は6月に終わります。2027年6月期の第1四半期は、2026年7〜9月に当たります。

AzureとMicrosoft Cloudの売上を足してもよいですか?

足せません。AzureはMicrosoft Cloudの集計に含まれるため、合計すると重複します。

出典・参考資料

[1] Microsoft|FY2027 Q1 Earnings Release(損益・指標・調整表)発表:2026.10.28

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