PBRと資本効率の見方:1倍未満なら割安なのか
PBRが1倍を下回る企業でも、収益力や資産の質に懸念があれば株価は低迷する。自社株買いの規模だけでなく、その資金を生む事業も重要になる。
指標の読み方・個別銘柄の推奨ではありません
PBR1倍未満には理由がある
PBRは株価を1株当たり純資産で割った指標だ。1倍未満は株価が帳簿上の純資産を下回る状態だが、資産を使って十分な利益を生めないと市場が見ている可能性もある。
純資産の中身は企業によって異なる。資産構成や会計処理が違う企業を、PBRの大小だけで比較することには限界がある。
資本効率は発表だけでは改善しない
東京証券取引所は、資本コストや株価を意識した経営への対応を上場会社に求めている。計画の発表と実際の収益改善は別で、利益率や事業構成がどう変わったかが問われる。
不採算事業の見直し、成長分野への投資など、施策には費用と時間がかかる。自社株買いの発表だけで事業の稼ぐ力が改善したとは言えない。
株主還元の持続性は資金の出どころで変わる
配当や自社株買いの原資が継続的な営業収入なのか、一時的な資産売却なのかで、翌年も続けられる余地は異なる。
株主への還元を増やしても、必要な設備投資まで削れば将来の収益が弱くなる可能性がある。資本効率は還元額だけでなく、事業に残した資金がどれだけ利益を生むかにも左右される。
出典・参考資料
[1] 日本取引所グループ|資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応投資判断はご自身の責任で。記事作成にAIを活用しています。編集・広告ポリシー


