Ethereumの手数料の仕組み:バーンと報酬の違い
Ethereumのベースフィーは焼却され、優先手数料はバリデータへ渡る。利用者が払ったガス代の全額が、ETH保有者の収入になるわけではない。
Ethereumの基本的な手数料構造の解説
ベースフィーは焼却、優先手数料は報酬へ
Ethereumでは処理に必要な計算量をガスで表す。通常の取引で払う手数料は、焼却されるベースフィーと、バリデータに渡る優先手数料で行き先が異なる。
手数料の総額を、企業の売上高や株主への分配金と同じものとして扱うことはできない。ETHを持つだけで、全手数料を受け取れる仕組みではない。
利用増とETHの価値は一対一ではない
取引件数、支払われた手数料、ETHの供給量は、それぞれ違う数字だ。利用者が増えても1件当たりの費用が下がれば、手数料総額が同じ割合で増えるとは限らない。
手数料の低下は利用者にとっての負担軽減になる一方、焼却量には別の影響を及ぼす。単一の利用指標だけでETH価格の方向を決めることは難しい。
L1とL2では集計範囲が変わる
Ethereum本体のL1だけを数えるか、L2での活動も含めるかによって、利用件数の意味は変わる。データ提供元が異なる数字をそのまま並べると、別の範囲を比較してしまう。
件数が増えた場所と、手数料が発生した場所は同じとは限らない。L2を含む利用の拡大からETHの価値を考える場合には、その間の資金の流れが論点になる。
出典・参考資料
[1] Ethereum.org|Gas and feesEthereumの取扱先
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