Coinbase、サービス収益が49%に USDC残高は220億ドル
Coinbaseの7〜9月期は、サブスクリプション・サービスが純収益の49%を占めた。USDCの平均残高は前年同期比49%増。純利益7.19億ドルと、投資損益などを除く調整後利益には大きな差がある。
2026年7〜9月期。残高は同四半期の平均値。予測市場の年換算収益は年間実績ではない。
発表日: / 資料確認日:

決算・発表データ
| 項目 | 実績 | 定義・比較 |
|---|---|---|
| 純利益 | 7億1,870万ドル | 米国会計基準(GAAP) |
| 調整後純利益 | 7,770万ドル | 会社定義の非GAAP指標 |
| 調整後EBITDA | 3億3,300万ドル | 前四半期比+60%・非GAAP |
| サービス内のUSDC平均残高 | 220億ドル | 前年同期比+49% |
| サブスクリプション・サービス | 純収益の49% | 会社の収益区分 |
売買手数料以外の収益が約半分に
Coinbaseが10月29日に発表した7〜9月決算では、サブスクリプション・サービスが純収益の49%を占めた。有料会員「Coinbase One」の契約者数は前年同期比24%増え、Coinbaseのサービス内にあるUSDCの平均残高も220億ドルと過去最高になった。
暗号資産の売買が活発になるほど手数料が増えるモデルに、保管・決済や会員サービスが加わっている。ただし、残高の拡大と収益の伸びは同じではない。利用条件や収益配分が変われば、同じ残高でも得られる収入は変わる。
純利益7.19億ドルの多くは投資損益の影響
米国会計基準に基づく純利益は7億1,870万ドルだった。一方、会社が示した調整後純利益は7,770万ドルにとどまる。調整では保有暗号資産の投資損益7億1,500万ドルや、その他の投資損益3,920万ドルを除き、税金の影響も反映している。
暗号資産を持つ会社の純利益は、保有資産の評価でも大きく動く。調整後の数字はその影響を分ける材料になるが、会社独自の非GAAP指標であり、営業利益や現金収支そのものではない。
出典:[1] Coinbase|2026年第3四半期決算・非GAAP調整表
2026年7〜9月期。調整後純利益は会社定義の非GAAP指標。保有暗号資産・その他の投資損益と関連する税効果などを調整。営業利益やキャッシュフローとは異なる。
出典:Coinbase|2026年第3四半期決算・非GAAP調整表。市況日和作成。
チャートの数値を表示
| 項目・期間 | 利益 |
|---|---|
| 純利益(GAAP) | 718.7 |
| 調整後純利益 | 77.7 |
予測市場の「年2億ドル」は年間実績ではない
予測市場は、会社発表で年換算収益が2億ドルを超えた。これは足元の収益ペースを年率に換算した数字で、7〜9月期に2億ドルを稼いだという意味でも、1年間の確定売上でもない。
新しい収益源が育っている点は、売買手数料への依存を下げる材料になる。一方、成長が続くかは利用の定着次第だ。年換算値だけを積み上げて、将来の利益を見積もるのは早い。
出典・参考資料
[1] Coinbase|2026年第3四半期決算・非GAAP調整表発表:2026.10.29Coinbaseの取扱先
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