8035決算解説

東京エレクトロン、上期営業利益67%増 通期計画は下期に一段の拡大を見込む

東京エレクトロンの4〜9月売上高は1兆6,674億円。営業利益率は30.4%に上昇した。通期の売上計画3兆7,000億円を達成するには、下期に上期比約22%の増収が必要になる。

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対象:2027年3月期上期(2026年4月〜9月)。通期予想は2026年10月30日時点。

発表日: / 資料確認日:

東京エレクトロンの上期増益と下期の増産計画を表すウエハー製造ラインのイラスト
AI生成イラスト

決算・発表データ

上期の実績と通期の会社予想
項目金額前年同期・前期比
上期売上高(実績)1兆6,674億5,500万円+41.3%
上期営業利益(実績)5,067億7,600万円+67.2%
通期売上高(会社予想)3兆7,000億円+51.4%
通期営業利益(会社予想)1兆1,690億円+87.1%

上期は2026年4月〜9月。通期予想は2026年4月〜2027年3月。実績と予想は対象期間が異なります。

出典:[1] 東京エレクトロン|2027年3月期 第2四半期決算短信(英語版、1〜2ページ)

増収に加え、利益率も改善

東京エレクトロンが10月30日に発表した4〜9月決算は、売上高が1兆6,674億5,500万円、営業利益が5,067億7,600万円だった。前年同期比で売上高は41.3%、営業利益は67.2%増えた。

増益を支えたのは売上の拡大だけではない。営業利益率は25.7%から30.4%へ4.7ポイント上昇し、売上に対して残る利益も増えている。

出典:[1] 東京エレクトロン|2027年3月期 第2四半期決算短信(英語版、1〜2ページ) / [2] 東京エレクトロン|決算説明会資料(英語版、6・16ページ)

下期は上期より約22%多い売上が必要

通期売上予想の3兆7,000億円から上期実績を差し引くと、下期は約2兆325億円となる。上期比では約21.9%多い。営業利益も同じ差し引きで約6,622億円が必要だ。いずれも開示値からの計算で、会社が別途公表した下期予想ではない。

通期計画は、上期のペースを維持するだけでは届かない水準だ。装置の出荷と売上計上をさらに増やし、利益も積み上げる想定になっている。

出典:[1] 東京エレクトロン|2027年3月期 第2四半期決算短信(英語版、1〜2ページ)

通期計画から逆算した下期の売上高億円

上期=2026年4〜9月。下期=2026年10月〜2027年3月の試算で、実績ではない。通期会社計画37,000億円−上期実績16,674.55億円=20,325.45億円。

出典:東京エレクトロン|2027年3月期 第2四半期決算短信(英語版、1〜2ページ)。市況日和作成。

チャートの数値を表示
通期計画から逆算した下期の売上高(億円)
項目・期間売上高
上期実績16,674.55
下期必要額(試算)20,325.45

利益率の維持が計画達成を左右する

下期は売上の増加と利益率の両方が問われるとみる。出荷が増えても、製造費用や立ち上げ費用が先に膨らめば、営業利益は売上ほど伸びない。

今回の決算は上期の収益改善を示した。次の決算では、その高い収益性を保ったまま、下期に必要な売上規模へ近づけるかが焦点になる。

よくある疑問

FY2027は2027年の1〜12月ですか?

東京エレクトロンのFY2027は2027年3月期です。今回の上期実績は2026年4月から9月までを対象にしています。

通期予想は確定した業績ですか?

いいえ。会社が発表時点の前提に基づいて示した見通しです。表では上期実績と通期予想を分けて表示しています。

出典・参考資料

[1] 東京エレクトロン|2027年3月期 第2四半期決算短信(英語版、1〜2ページ)発表:2026.10.30[2] 東京エレクトロン|決算説明会資料(英語版、6・16ページ)発表:2026.10.30

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