StrategyのBTC保有は84.8万枚 巨額利益の裏にある評価損益
Strategyは10月25日時点で84万8,517BTCを保有。7〜9月はデジタル資産利益209.1億ドルを計上した。ただし、この利益がそのまま売却で得た現金になるわけではない。
損益は2026年7〜9月。BTC保有数量は2026年10月25日時点。二つの基準日は異なります。
発表日: / 資料確認日:

決算・発表データ
| 項目 | 公表値 | 対象 |
|---|---|---|
| BTC保有数量 | 848,517 BTC | 2026年10月25日時点 |
| デジタル資産利益 | 209.1億ドル | 2026年7〜9月 |
| 純利益 | 195.3億ドル | 2026年7〜9月 |
| 普通株主帰属純利益 | 191.2億ドル | 2026年7〜9月 |
評価損益が純利益を大きく動かす
Strategyが10月29日に発表した7〜9月決算では、デジタル資産利益209.1億ドルを計上した。純利益は195.3億ドルだった。
保有BTCの評価変動を含む利益は、BTCを売って得た現金とは異なる。決算上の利益が大きくても、その額をそのまま追加購入の原資に使えるわけではない。
出典:[1] Strategy|Third Quarter 2026 Financial Results
2026年第3四半期の損益。各項目は重複する会計指標で、加算しない。評価による利益と現金収入は異なる。
出典:Strategy|Third Quarter 2026 Financial Results。市況日和作成。
チャートの数値を表示
| 項目・期間 | 2026年7〜9月 |
|---|---|
| デジタル資産利益 | 209.1 |
| 純利益 | 195.3 |
| 普通株主帰属利益 | 191.2 |
BTCを増やすとき、株式数も増えることがある
BTCを買い増すための資金を新株発行で調達すると、保有BTCと同時に株式数も増える。会社の保有総量が増えても、一株当たりの持分が同じ率で増えるとは限らない。
MSTR株には、BTC価格に加えて資金調達の条件や負債、会社への評価が乗る。BTC現物を持つ場合との損益の差は、この部分からも生まれる。
普通株主の利益には優先株配当も響く
会社全体の純利益195.3億ドルに対し、普通株主に帰属する純利益は191.2億ドル。優先株への配当が両者の差に反映されている。BTCの量だけでは、普通株主に残る利益を測れない。
また、84万8,517BTCは9月末ではなく10月25日時点の保有量だ。9月末の負債や株式数と組み合わせると、期後の買い増しや資金調達を片側だけ取り込んでしまう。一株当たりの価値を比べる際には、この日付のずれが影響する。
よくある疑問
デジタル資産利益はBTCの売却代金?
売却代金そのものではない。保有資産の評価変動を含む会計上の損益だ。現金の増減はキャッシュフローに表れる。
出典・参考資料
[1] Strategy|Third Quarter 2026 Financial Results発表:2026.10.29Bitcoinの取扱先
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